裁判-判決について思う
裁判が終わりました(?)
控訴しなければ終わりなんでしょうね~。
結果はお伝えのとおりです。
禁固10月、執行猶予4年デシタ。
量刑の軽重はよくわかりません。
でも、主文の後で裁判長が話した判決の要旨というか、趣旨というのか、それはなかなか感動するものでした。
裁判長はこういったのです。
「あなた(被告人)はおそらく先に亡くなるだろうが、被害者(わたし)はそのあとも高次脳機能障害とともに生きていかなければならない。そのことを重く受け止めるべきである」
「こういう裁判では、よく見られるのが、裁判中は反省し、謝罪の気持ちを示すが、判決が出た後で被害者に対して謝罪するというケースはとても少ない。それはいいことではない」
「被害者は働き盛りで障害を負ってしまった。それは被告人の責任である」
「歩行者信号は確かに赤の時点で被害者は歩き出した。だが、その責任はごく僅かで、寧ろ6秒ほど信号を観ていなかった被告人の責任は重い」
「執行猶予は4年であり、その間に罪を犯せば、今回の判決の10カ月を加えて刑に服することになることをよく考えるべきである」
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ってな感じでしした。
まぁ、わたしは確かに責任はあるのですが、僅かであると。
寧ろ、被告人の責任の重さに重点を置いた裁判長の判決に、非常に有難く感じたものです。
で、裁判が終わり、またぞろ謝りにでも来るかと思ったら………
さっさと帰ったよ、被告人(ってか、加害者かな、もう)。
何か言うことないのかな~、と。
ないんだろうな~。
反省してないんだろうな、あれだけ裁判長にいわれても。
執行猶予がついて「ラッキー」てな感じかしら。
夜に、うちに電話でもあるかと思ったけどそれもなし。
まぁ、いいんだけどね。
わたし的にはもうどうでもいい感じです。
この後、罪を認めず控訴しようが、この判決を受け入れようが、どちらでも構いません。
きゃつがどうなろうと、知ったことではありません、ってなもんです(笑)
あまり深く自分のこれからに影響のない人物のことを考えたりはしないものですよね。
寧ろ、大事なのはこれからどう生きていくか、なんですね。
裁判長はかなり勉強されたんだと思います、この「高次脳機能障害」っていうものについて。
そんな話っぷりデシタ。
残されたわたしと家族は、これを抱えて生きていくんですね~。
さて………。